3年前に長野県塩尻市内で妻を殺害したとして、殺人の罪に問われた元長野県議の丸山大輔被告(50)に対する裁判員裁判が長野地裁で開かれている。検察側と弁護側で真っ向から対立する争点の一つが「動機」だ。犯行理由について検察側が「(妻を)邪魔に思っていた」からだと主張すれば、弁護側は「夫婦関係は良好だった」と反論する。14日までの公判では、証人尋問に20人以上が出廷。中には妻とは別に被告が交際していた女性もいた。
起訴内容は、2021年9月29日午前1時44分~同3時4分、丸山被告が社長を務める酒造会社の事務所を兼ねた自宅で、妻の希美さん(当時47)を窒息死させたというもの。事件は議会の会期中に起き、弁護側は「28日夜から29日朝まで長野市の議員用宿舎にいたため、アリバイがある」と否認している。
元交際相手に告げた言葉
10月16日に始まった公判…